
赤線── 敗戦を喫した太平洋戦争直後の昭和21年から、売防法が施行されるまでの12年間だけ存在した売春街。全国に1,176箇所。1県あたりおよそ25箇所。私たちの国には、わずか60年前まで、公然と売春を営む街が遍在していた。
ネオンの下で女が躰を開き、男がこれを買い、慰めを求めた街。
撮影から60年を経てリマスターされた貴重映像
劣化した映像をデジタルリマスターで可能なかぎり修復(※)。再生メディアを現代の再生環境に最適化。(※復刻にあたり可能な限り画像・音声の補正を行いましたが、撮影から60 年以上経過している為、ノイズが含まれますが、不具合ではありませんので、ご了承下さい。)
大ボリューム解説書
リマスターされた映像に加えて、書き下ろし90ページ超の解説書付き。戦中から拡大していた下級売春が戦後に赤線として成立するまでを追った「赤線成立史」、都内各赤線の成立を詳述する「東京赤線細見」他、最新の研究、国会質疑、赤線関係者の私製本を用いた解説で、これまで混同され続けてきた敗戦直後のRAAによる性的慰安施設と、赤線を峻別。赤線の成立過程を正しく理解できる。




軍組織かつ行政機関の二重構造であるGHQが解決を図ろうとする売春問題が生んだ矛盾とジレンマとしての赤線。GHQの意を汲み、公娼制度の温存を目論み汲々とする日本政府。日米合作の売春制度〝赤線〟を解説。
貴重寄稿
銀幕に映し出された赤線を一挙解説。成人映画史に造詣の深い藤木TDC氏による「映画で観る赤線」本映像撮影者・小野常徳氏の友人、長谷川卓也氏による回顧談「素顔のオーさん」を収録!
収録地点
・吉原/鳩の街/玉の井/洲崎/千住/亀戸/亀有/東京パレス/新小岩/立石/品川/武蔵新田/新宿/立川/八王子・消える不夜城(吉原、玉の井、鳩の街)
・宵の青線(新宿花園町〈ゴールデン街〉)
書誌情報
・収録:42min・解説執筆:渡辺豪
・発行:カストリ出版
・発行日:2019年
・解説書:B6 / 94ページ
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